訪日外国人が過去最多ペースへ

企業の「外国語対応」だけでは足りない理由

こんにちは。マーケ担当の田中です。近年、日本を訪れる外国人旅行者が急速に増加しています。インバウンド観光地だけでなく、商業施設、ホテル、飲食店、交通機関、医療機関、自治体窓口など、さまざまな現場で「外国語対応」の必要性が高まっています。
特に2025年の大阪・関西万博をきっかけに、企業のインバウンド対応への関心はさらに強まっています。しかし実際の現場では、インバウンド対応が十分なのか、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、訪日外国人の増加によって企業に求められる多言語対応の変化と、その中で通訳・翻訳が果たす役割について考えてみます。


企業のインバウンド対策は「翻訳対応」だけでは不十分

インバウンド対応というと、「多言語の案内表示を増やす」「英語マニュアルを作る」といった施策が注目されがちです。
もちろんそれらも重要ですが、今後さらに必要になるのは、「コミュニケーション設計」の視点です。
例えば、
・どの場面で通訳が必要になるのか
・どのドキュメントの翻訳が必要か
・どこまでをAIで対応できるのか
・自社スタッフだけで対応可能か
・緊急時のフローは整備されているか
・多言語対応の優先順位は適切か
といった点を整理することが重要です。


さらに、その一つ一つの対応で、適切な運用がされているかも考える必要があります。
例えば、通訳を一つとってみても、実際には、「常時フルタイムの通訳者が必要」という企業ばかりではありません。通訳は、基本的には通訳者を拘束する時間だけ、費用がかかってしまいます。そのため、展示会や海外視察、工場監査、外国人スタッフ研修、オンライン会議など、必要な場面だけ通訳を依頼する企業も増えています。
また、単純に言語スキルのある人材を確保するのではなく、業務単位で対応を考えることで、さらに効率的な運用を行うことができるかもしれません。


重要なのは「どの場面で困るか」を把握すること

効果的なインバウンド対策を行うためには、まず「外国人顧客がどこで困っているのか」を把握する必要があります。

例えば、

  • 予約時
  • 受付・入店時
  • 決済時
  • トラブル発生時
  • 問い合わせ対応
  • SNS・口コミ対応

など、顧客接点ごとに課題は異なります。

多くの企業では、「英語の案内を作ったから大丈夫」と考えがちですが、実際にはその後の会話で対応に困るケースが非常に多くあります。

特に近年は、SNSで体験が共有されやすくなっています。言語対応の印象が、そのまま企業イメージや集客に影響する時代になっているとも言えるでしょう。

その中で、多言語対応は「コスト」ではなく、「企業価値の一部」になりつつあります。

今後は、言語対応だけではなく、「相手に安心してもらえるコミュニケーションができるか」が、企業にとってより重要になっていくでしょう。


カルテモができること

訪日外国人の増加に伴い、企業の多言語対応はこれまで以上に重要になっています。しかし、現場で求められているのは、単純な言語対応だけではありません。

国籍や文化背景の多様化、専門性の高いコミュニケーション、接客品質への期待など、企業が向き合う課題はより複雑になっています。

カルテモでは、これまで培ってきた翻訳、通訳のノウハウで、現場の実情に合わせた言語対応を行います。

単純に言語を訳すのではなく、その翻訳、通訳が何のために必要なのかを考え、最適な対応を考えます。インバウンド対応にお困りの際は、ぜひご相談ください!


田中達大(マーケティング担当)
2020年カルテモ入社。翻訳コーディネーションを4年ほど担当し、現在は通訳・人材事業、営業、マーケティングを担当。前職は旅行会社にて中南米地域を扱う。中南米のほとんどの国を訪れたことが自慢。

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